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テゾス(Tezos)コミュニティで進む分散型金融(DeFi)動向、DAO BakerとSLOTトークン

テゾスはプルーフ・オブ・ステーク(厳密にはLPoS)形式のブロックチェーンで、XTZをステーキングすることでコンセンサスメカニズムに参加できます。このステーキングにより簡単に参加し、透明性高くトラストレスに行うためのオープンソースプロトコルDAO BakerがBlock Swapによって開発されています。

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テゾス(Tezos)のステーキングをより便利にするDeFi(分散型金融)プロトコルが登場

ステーキングへの参加を容易にするDAOBaker

これまでテゾスのステーキングに参加するには自らBakerとなって多額のXTZをステーキングするか、Bakerにデリゲートして、ステーキング報酬から手数料を引いた額をBakerから分配してもらわなければなりませんでした。DAO Bakerはスマートコントラクトを通じたステーキングを行い、報酬の発生とその分配についてより高い透明性をもって実現することを目指します。

DAO Bakerのイメージ
出典:DAO Baker

バリデータはDAOBakerを通じて担保となるセキュリティデポジット(ボンド)を入金し、デレゲートを募ります。通常のブロック生成におけるRollと同様に8,000XTZが集まったらSlotオーナーとしてRollを持っているのと同じ状態になれます。

ユーザーはDAOBakerを通じてXTZをデリゲートし、その額に応じたdXTZ(デリゲートしたXTZという意味で理論的に金額はXTZと同じ)を手にすることができます。

SLOTトークン

DAOBakerにはFaucetと呼ばれるトークン発行機能があります。(*無料でお金がもらえるFaucetとは別物)この機能によって先述したdXTZやSLOTトークンと呼ばれるコインが発行されます。

dXTZについてはデリゲートした分に対して発行される価格リスクの低いトークンです。一方、SLOTトークンはSLOTの価値をトークン化したもので、Slotにデポジット及びデリゲートされているXTZとこれから得られる報酬額分の価値が見込めるものです。

Tezosのプロトコルの決まりに従った挙動ができなかった場合スラッシュ(没収)されてしまうリスクがあるのでdXTZに比べてリスクが高いトークンとなりますが、SLOTがあることによってステーキングでトークンをロックしていても流動性が得られ、トレードすることが可能になるメリットがあります。

DAO Commons

さらにこのSLOTを利用したDAO Commonsというアイデアも出てきています。これはSLOTを通じていつでもP2Pのトークン取引ができるDEX(分散型取引所)を指します。コモンズ(Commons)とは誰も所有していない公共の資源を指し、DAO CommonsではDAO Bakerによって生成されたSLOTを通じてより自律分散的なDeFiを実現しようという構想です。

まとめ

Tezosは元々オンチェーンガバナンスでトークンを保有するユーザーやステーキングをしているノード運営者が意思決定権を持つことが最大の特徴です。

より民主的、かつ意思決定プロセスが明瞭になっているのが、Tezos上でこれからどのような動きがあるのは引き続き注目です。

参考
The Fifth Estate and DAO Commons
Consensus Derivatives for the Top 10 Tezos Validators through DAOBaker
{Consensus Derivatives} Deriving 10x Value

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Source: CoinChoice

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