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ビットコイン(BTC)大幅下落の要因?マイニングプールからの大量送金が示唆するもの

2020年9月2日、ビットコイン(BTC)価格が下落する前に、数人の大口マイナーが大量のビットコインを送金しました。11,000ドル(約121万円)を下回るほどの価格下落は、この送金が原因なのでしょうか。そしてなぜ、マイナーたちは市場が強気傾向にある途中で、急に暗号資産(仮想通貨)を売り出したのでしょうか。

マイニングプールからのビットコイン大量流出

ビットコインのみならずブロックチェーンのネットワークにおいて、健全性と機能、分散度合いは資産価値に劇的な影響を与えます。イーサリアム・クラシック(ETC)を例に挙げると、繰り返される51%攻撃により、ETCの評価向上を妨げています。また、需要と供給のバランスによる市場でのボラティリティ(価格変動率)も通貨の評価に影響を与えています。

ビットコイン・ネットワークの安全性と運営面を支えるマイナーは、運営資金を確保するために、獲得したビットコインを売る必要があります。当然価格が充分に高いタイミングを狙いますが、ここ数カ月の10,000ドル(約110万円)超えの値動きを見て、マイナーは売る機会だと判断したのかもしれません。

オンチェーンデータの分析企業であるクリプトクァント(CryptoQuant)のデータによれば、マイニングプールからこれまでにないほどに大量のビットコインが取引所に送金されています。一番最初である9月2日15時のプーリン(Poolin)からの送金が行われた時点で、すでにビットコインは、12,000ドル(約132万円)以下にまで値下がりしていました。

危惧される半減期後の「死のスパイラル」

ビットコインの高値更新が途切れた時点で、マイナーは上昇基調に見切りをつけ、リスク回避を決めたのかもしれません。理由はいずれにせよ、市場への過剰な供給が、急激な値下がりを引き起こした可能性はあります。

ビットコインの半減期後には強気市場が到来することは期待されていました。それと同時に、マイナーが利益を確保するために、市場へ過剰な供給を行って価格を暴落させてしまうという「死のスパイラル」も危惧されていました。

このスパイラルは、ビットコイン価格が産出コストを下回った時に起きるとされる現象です。半減期によって報酬が減り、マイナーの損益分岐点が変わるため、売りを招くことも予測されていました。ビットコイン価格の上昇が「死のスパイラル」を抑制すると言われていましたが、価格が算出コストを大幅に下回ると、一体何が起こるのでしょうか?

現在ビットコイン価格は、産出コストをわずかに下回るレベルで推移しており、さらに下落するようなら、2018年11月に起きた10,000ドル(約110万円)を割り込むほどの下落や、コロナ以後に起きた大暴落のような値崩れを起こす可能性さえあります。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Why Are Bitcoin Miners Moving An “Unusually” Large Amount of BTC?

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Source: CoinChoice

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